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ラスバス・初バス挑戦記 :第7回 杉村和哉×琵琶湖

1月5~7日、最低水温期でもねらいはフィーディングフィッシュ!

杉村和哉=写真と文
Basser2015年3月号掲載の「全員釣ったゾ!! ラスバス・初バス挑戦記」を再編集してお届けします。
「2014年のラストバス、もしくは2015年の初バスを釣ってきてほしい」という編集部からの依頼に応え、年末年始に釣行してくれた9人のアングラーは全員がバスをキャッチ。
低水温に打ち勝つヒントを教えてくれました。


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アングラー=杉村和哉(すぎむら・かずや)
琵琶湖で杉村ガイドサービスを営む。「“1日のストーリー”がある釣りを楽しんでもらう」がモットー。

●出船は「ウエストマリーナオリーブ」から
〒520-0525
滋賀県大津市小野312-12

リアクションに食わせを織り交ぜる


 年末、Basser編集部からの電話が鳴った。「ラスバス、初バスのドキュメントをお願いします」。久しぶりにBasserさんに出られるぜ! と、テンション上げ上げな感じでふたつ返事をしたものの僕のホームレイクである琵琶湖、冬はなかなか手強いんだな……。

 例年なら琵琶湖は1月中旬に最低水温を迎えるのだが、2014年の冬はとにかく足早にやってきた。12月中旬、南湖ボディウォーターで水温が7℃台。1月に入ると6℃台に突入となかなかのドSっぷりを発揮。6℃台だとバスは本格的に口を使わない……。ホント勘弁して……(笑)。しかもアユの稚魚であるヒウオが少ないのも今年の傾向。そうなるとシャッドでの反応も悪くなってくる。しかしそうはいっても天下の琵琶湖! 日本一、いや世界一のポテンシャルを信じて新年早々母なる湖に勝負を挑んできました。「真冬のシビれる1尾」を求めて!! ……と、最初に言い訳をたっぷりさせてもらってからドキュメントレポートスタート♪

p054-055-sugimura-12 KEENのウィンターポート2とネオプレーン靴下。冬の大敵はなにより「寒さ」。冷えてつま先が痛くなった時点で集中力はなくなってしまう。ウインターブーツで定評のあるKEENのウィンターポート2とネオプレーンの靴下の組み合わせは超オススメだ

 僕が出撃したのは1月5日。なかなかの放射冷却ぶりで寒い。手がかじかんで動かないがそこは慣れ。釣りを開始してものの10分で冷えきった手が寒さに順応してくる。水温が下がればメインチャネル(南湖では水深もありディープにあたる)周辺のボトムでジ~ッとしているバスのリアクションバイトをブレーディングX(メタルバイブ)のリフト&フォールでねらうのが冬のセオリー。が、最近の傾向としてはその活性の下がったバスに無理矢理口を使わせるより少し浅いレンジでフィーディングに入ったバスをねらうことのほうが多くなってきた。活性が下がった大多数の難しいバスをねらうのではなく、ヤル気のある簡単なヤツをねらう!!

 たとえば水深5mラインをねらうのではなく3m前後のベイトが絡むフィーディングスポットを探し、なおかつ横の動きで食わせる方法。サイズもコンディションも素晴らしい個体が釣れる。

 ということで最初に入ったエリアは南湖のほぼど真ん中の水深3.5mにあるウイードの島。メインチャネルからは離れているし風もガンガン当たっている、雰囲気ははっきりいってよくない。まずはその島にベイトがいるかチェックする。ほんの少量でもいないよりかは全然マシだ。その島のエッジに沿ってメタルバイブを……ではなく、島のど真ん中にアラバマ系リグを通しヤル気のあるバスを探す。

 使ったアラバマ系リグは琵琶湖で今年の冬ブレイクしたトレジャートラップにスイングインパクト3.5inのコンビ。基本的に1/16ozのジグヘッドに、ひとつかふたつだけ1/8ozのジグヘッドを水深に合わせてセッティングする。アラバマ系リグを巻いてバコバコに釣れる時代は終わったので、一投一投全神経を集中してボトムスレスレのウイードトップを丁寧に、丁寧にトレースする。すると、待っていました!! 記念すべき2015年ファーストフィッシュ! うおーッ! 嬉しい! 最高! たまらん! 今年もバスさんよろしくね!! サイズこそ納得のいくものではなかったけれど真冬の価値ある1尾。

p054-055-sugimura-7 2015年初バスはアラバマ系リグを丁寧に、丁寧に巻いてキャッチ!


 その後フィーディングを意識したバスを同じようなシチュエーション、エリアにてねらい続けましたが反応が無……。そこで初めてメインチャネル周辺へ移動。ここでもヤル気のあるヤツをねらうので、チャネルをダイレクトに撃つわけではなく、その周辺のオオカナダモねらい。皆さんご存知のように冬の寒さにも強いオオカナダモは低水温でも枯れることもなくフレッシュなので当然冬バスをストックしてくれる。

p054-055-sugimura-4 真冬はオオカナダモもスゴく重要なファクター。ほかのウイードと違い冬も生き生きとして魚をストックしてくれる。真冬のディープクランキングゲームではなくてはならない存在。思わずマヨネーズをかけて食べたくなる……

 そのオオカナダモを水深によってディープX300(セブンパームスオリジナルカラーのKINKURO LOVEまたは南湖シークレット)やディープSIXの高速巻きでサーチ。クランクはハイスピードで巻いてリアクションをねらうのに加え、ウイードにスタックさせてほぐしながら浮かせる食性に訴えかけた誘いを織り交ぜるのが今年の冬のトレンド。んがっ! しつこく攻めるもまったくもって反応なし(笑)! 雑誌に出られるんだから恥ずかしがってないでバス君釣られてちょうだいよ~! って、これは完全に人間の都合(笑)。

 あまりのクランクベイトに対する反応のなさに耐えかねて、ブレーディングXを投入するもバスは魚探に映れど反応なしで今年の初バスチャレンジは終了となった。あの手この手で模索せずにアラバマ系リグで押し切ったらよかったかな……なんて思ったがシビアな冬の1日を楽しめた。

「2尾目ドキュメント」も成功!


 そして初バスを釣った次の日。

 自分企画「初バスからの~2尾目のバスを求めてドキュメント」を勝手に企画(笑)。はい、1尾しか釣れなかったのが悔しかったんです。ということで、北湖にデカバスを求めに行って来ました。東岸ロックのデカバスがつく有望スポットをタイミングを見計らってスパークシャッド5inをトレーラーにしたスイミングラバージグを撃つべし、撃つべし! いつ4kg、5kgフィッシュが出てもいい幻想的な雰囲気。粘って、粘って……。ま! さ! か! の! 一日通してノーフィッシュ!! なんたることや……。今年のワタクシ、持ってなさすぎ(笑)。一応年間200日以上湖上にいるんでタイミングもかなり正確に見計らったつもりなんですけど(笑)。

 そしてしつこい僕は、諦めずまたもや次の日もリベンジ(笑)。この日は短時間勝負。初バスを釣ったときと同じく、アラバマ系リグにてヤル気のあるバスが集まるであろうフィーディングスポットを探る。反応がないのでエリア移動。ディープSIXにてオオカナダモにコンタクトさせ浮かせて誘う。すると! 今年2尾目のバスがキターーーーーーーッ!! 50cmには届かなかったがナイスフィッシュ! 巻いてオオカナダモにコンタクトさせて少し浮かせたら食いましたね♪  ってことで、「2尾目ドキュメント」でした(笑)。

p054-055-sugimura-10 2尾目はディープSIXで! オオカナダモにコンタクトさせて浮かせたら食ってきた

p054-055-sugimura-5 GPS映像にご注目。冬に45cm以上のクオリティーが高いバスが釣れたなら同じルートを何度も流し直す。冬のバスは1尾でも貴重なのでせっかくバスからもらえたヒントは生かすよう最大限努力する


当日使用したタックル


アラバマ系リグもディープクランクもメタルバイブもコレ1本! sugimura ロッド:エヴォルジオンF5.1/2-70tiスーパーディアブロⅡ(メガバス)
リール:IP79L(メガバス)
ライン:ドラゴンコール14Lb(メガバス)
今回使用したアラバマ系リグとディープクランク、メタルバイブはすべてこのセッティングで扱える。ロッドは巻き物を意識したレギュラー気味のアクションで弱いバイトを弾きにくい。リールはギヤ比7.9:1のハイギヤ。フィーディングフィッシュを探すため手数重視でセレクトしている。パワフルなのでディープクランクも楽に巻けるのはIP79Lならでは


釣れる理由は「ブレード」と「コンパクト」 sugimura-2 トレジャートラップ(METAN-X)
ソフトベイト:スイングインパクト3.5in(ケイテック)
初バスをキャッチしたアラバマ系リグはトレジャートラップ。ヒウオの煌めきを表現するブレードが付いているのとコンタクトなのが特徴でありバイト数が多い理由だと思われる。ジグヘッドは1/16ozをベースに、1/16ozをひとつかふたつ混ぜる


sugimura-3 ディープX300(メガバス)
琵琶湖の冬に欠かせないディープクランク。フロロカーボン14Lbで30~40mキャストして4m前後をトレース可能


sugimura-4 ディープSIX(メガバス)
「2尾目」をキャッチしたのがこちら。フロロカーボン14Lbと組み合わせた場合、こちらは4.8m前後をトレースできる



 Basser2月号の巻頭記事では、宮廣祥大さんが琵琶湖で62cmをキャッチ。マグナムクランクベイトの真価を目撃せよ!


  
 

 

市村直之さんがバスのメインベイトを軸にした琵琶湖攻略法を徹底解説!

 

琵琶湖ベイトフィッシュパターン 夏・秋&初冬編
市村直之
DVD-140分


2017/1/5

最新号 2017年2月号

今号は、寒い季節だからこそ効果的なハードベイトを、クランキングを中心に特集。宮廣祥大さんが琵琶湖でマグナムクランクを引いてロクマルを手にしたり、伊豫部健さんが旧吉野川水系で50cmアップを含むナイスサイズをフラットサイドクランクで連発したり、編集部スタッフがシャッドで自己記録を更新したり……。出しどころと使い方さえ理解できれば、ハードルアーはたくさんのバスを連れてきてくれることがわかる内容となっています。  ほかにも、編集部員が赤羽修弥さんに弟子入りして免許「仮」伝を目指す「シャッド道場」や、H-1グランプリの歴代優勝者による内容の濃い対談など見どころがたくさん。読み終わった瞬間から釣りに行きたくてたまらなくなります。
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